ドSメイドは基本普通の子
第18章 正月!和服姿のメイドたち!
「三ノ輪――――段差がある…掴まれ」
――――あ、はい!ありがとうございます。
階段が現れ着物の裾では危ないと思ったのか、大平さんが手をさしのべてくれた。
「ゆっくり…歩いてください」
そっと、店長は私の後ろに下がり後ろからついてくる形になった。
――――店長も大平さんも…着物は私だけじゃないですよ?
「そうですが…欄さんは…すでに下僕がサポートしていますし。宮さんはクリスが…」
――――ん?
後ろを見ると…いつの間にか欄さんには一般参拝者さんなのか…知らない女性と仲良く話ながら階段を上がっている。
宮ちゃんにいたっては…クリスさんがベッタリ密着…と言うか…宮ちゃんをお姫様抱した状態で階段を上がっている!?
「着物で、危なっかしいのは…三ノ輪だけってこと」
「///はあ…そう言うことなら…お言葉に甘えて…」