ドSメイドは基本普通の子
第1章 憧れと現実
早速“メイドカフェ”でバイトを探すと
何件もヒットし、田舎暮らしだった私の目を求人情報に釘付けにした
何件か好条件の求人に連絡して面接を行った
可愛い衣装!可愛いしゃべり方!可愛い髪型!
どれをとっても魅力的でこんな世界に私も飛び込むのか…と、思うとワクワクが止まらなかった!
が!
現実は甘くはなかった…
好条件の求人数件――――…面接で…不合格!
「え――――…えええ!?また…不合格?ちょっと…私って…そんなにヤバいくらい不細工だった?」
何ヵ所目かの不合格通知がメールに届けられ…
流石の私もおちこんだ――――…
「いや、不細工じゃない…と、思う――――…多分…歳?」
「え?年齢?――――…18…でもアウト?」
「専門学生って…なんか終わった感あるじゃん?」
彩子の言っていることが理解できないのだが…
18歳…専門学生は…
花の女子高生には勝てないって事?
「そう言えば…面接してた子…私以外…制服着てた…」
「一歳でも若い子を優遇する…って事なんだろうよ…」