
ドSメイドは基本普通の子
第21章 教育者的指導!?
「あっ、美羽さん…私は大丈夫ですが…。皆さんの動揺が…」
振り替えると…ザワザワと、スタッフもキャストも目が泳いでいる…
もちろん知っていたクリスさんは、この日が来たのか…と、眉を寄せた。
――――宮…ちゃんは?
「それが…連絡がつかなくて…」
――――え?おかしい…今日は帰りに合格の祝いをする予定にしていて…絶対出勤するって…言っていたのに…
「…合格…祝い?あぁ…大学の――――…え?二人でするつもりだったんですか?」
――――はい…え?何か問題でも?
私の問いに店長は少しふて腐れた顔をしたが…すぐに紙を見返し…「嫌な予感がしますね…」と、呟いた。
