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「これを見てください…」


紙は表が宮ちゃんのプロフィールで…後ろには…


男を女としていて働かせていた“ドSメイドカフェ”への中傷や男だと知らずに通い続けてしまった事への怒りがびっしりと書かれていた。


中には酷い事も書いてあった。



――――酷い…そんな…



「まぁ…分からなくもねぇ～が…ちょっと…これは酷いな…。宮にも…言えない事情があったのかも知れないしな…」



大平さんは動揺していても、宮ちゃんの事情を理解しようとその紙を苦々しい顔で見た。



――――大平さん…




「そりゃぁ！騙されるわよ！あんな顔の男…そこら辺の女より可愛いんだら！――――あっ、もちろん美羽ちゃんの方があの何百倍も可愛いけどね！」



欄さんも、その紙を見ながら私にウィンクした！