無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「なっ！なんて事を――――！あんた！正気か！窓ガラスでケガしたらど～してくれんだ！」



ガラスの破片を避けようと、宮ちゃんの髪を鷲づかみにしながら玄関まで引きずる下ネタ男は、自分のやっている行為を棚に上げて私に噛みつく！



「――――何をした…」



私は全裸でズルズル引きずられる宮ちゃんの姿にドンドン怒りがこみ上げる！



「///ンン――――ん！ン――――！」


「うっせぇ！男かど～か確かめたんだよ！ったく！俺様を騙してくれて！俺は、あの気の強いツンツンした“女の子”目当てて通ってたのに！――――はあ？男？男ってどういう事だよ！」



――――やっぱり…



「だから！騙してたお前たちが悪いんだよ！でもさぁ～！信じられなくて――――…でも――――やっぱり男だった！チキショー！」



「分かったなら…もういいでしょ？宮ちゃんを放しなさいよ…」



髪をバサバサに切られた宮ちゃんの姿は…八つ当たりの域を越えているようにも見える！