
ドSメイドは基本普通の子
第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?
「では――――…今日は…帰りますか…
あ、美羽さん…今日は私が送りますから、少々お待ち頂いてもよろしいですか?」
「はい――――…」
片付けを始めた店長に私も手伝おうとすると、小太郎君がのそっと立ち上がる。
「あの――――…三ノ輪さんを送って行けばいいんですよね?でしたら…私がアパートまで送りますよ?
帰る方向は一緒ですし!」
「お!?大河、それは助かるな――――…この後、“クラブ”で店長会議の予定だったんだ!
それに、通り魔もこんな大きな男が護衛だと下手に手出しも出来ないだろ?」
――――え、店長忙しいのなら…私は構いませんよ?
「しかし――――…」
「だ、大丈夫です!ちゃんと送りますから――――」
