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ドSメイドは基本普通の子

第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?


デートしていたが、結局は寛太君たちに邪魔されたのなら…なんて、心の狭いことを考えた早島だったが――――…


モヤッとした感じは続く。


「そのあと、皆で和歌子さんを送ってんですか?和歌子さんのアパートを知っているみたいでしたし…」



誰かれ構わずお茶を振る舞う和歌子の事だ…小太郎も寛太もすでにアパートを知っているのだと早島は思った。


「ん?いえ?僕たちは大平さんに珈琲をご馳走になって――――別れましたけど?その日沢山買い物したんで、早く帰りたかったんですよ~!」



――――ん?


と、早島の中で何かが引っかかった…



「じゃぁ…なんで…アパートを知っていると言ったんだろう…」


「――――さぁ…言われてみれば変ですね?


あれ?――――あれ?この防犯カメラの映像…」



何気なく防犯カメラの続きを見ていた寛太君が大平が線路に飛び出した後の…画面を見つめ…首をかしげた。



「――――この…大きな鞄…小太郎君のに似てる気が…ほら、このキーホルダー…小太郎君の手作りって…自慢してたような…」



「どれ?――――この鞄?」



早島も画面を見ると…そこには人混みから離れようとする大きな鞄が映っていた!



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