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ドSメイドは基本普通の子

第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?


早島はいつからあったのかわからないウサギの置物に目をやる。


「これを…小太郎君が?」


「あっ、はい!ここで働いてるって知って飾って欲しいって!――――あれ?ダメでした?」



寛太君は早島とオーナーの様子を気にしながらウサギの置物にオロオロする。



「いや?馴染んでるからなぁ…俺は別に」


「はい、わたしも…あったのが気づかなかったくらいインテリア的にも――――…ん?」



早島がウサギを手に取り…意外な重さに首を傾げる…


そして、マジマジとそのウサギを見ると…



ある一点に違和感を感じた――――…




「…これ、レンズ?…え?カメラ?」



早島はウサギの目をジーッとみつめ…ハッと息を飲んだ!



「か…寛太君…このウサギはいつから?」


「え――――…あっ、最近…と、言うか…写真…見せて…え~っと!ごめんなさい!パニックで!思い出せません!」



寛太は、ウサギの中にレンズかマイクがあることに動揺しガタガタと震えている!


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