ドSメイドは基本普通の子
第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?
早島はウサギから出てきたマイクを見つめ――――…どんどん顔が青くなっていく!
「――――…」
ウサギをカウンターに置くとオーナーの北村がマイクをつまみ考える…
「…これは…あまり電波の範囲が広いタイプじゃないな…
もし、このマイクからの声を聞きたいと思ったら…この近くにいないと行けない――――…」
“近くに”と言う北村の言葉に…早島は再びハッと何かを思い立つ!
「――――と…通り魔…ここの近くで起きてませんでしたか?――――しかも、ここを出てから…」
一見、専門学校の後輩と自称メイドカフェ常連の男には接点は無い…
しかし、その二人ともここを出てからすぐに襲われている…
しかも、今回は大平が――――…ここの店員だ…