ドSメイドは基本普通の子
第25章 ドSメイド最大の危機!?
「やぁ――――…マリア様…やっと…二人っきりになれましたね…」
――――やっと?意味がわからない…
私は体を動かすが…頭が痛くて動いてはうずくまるを繰り返す!
「ハァハァ――――ハァハァ…すみません、手加減が分からなくて…結構強めに殴ってしまいました。頭が痛いですよね?」
尾長さんは、私が痛そうにしていると、申し訳なさそうに謝りだした。
「――――いつも、店長やキッチンの方がそばにいて近づけなかったんですけど…今日は…気持ち悪いデブと一緒で……助かりました」
徐々に視界が開けてくる――――…やっぱりここは私の部屋で…
尾長さんは私を見下ろしていた。