ドSメイドは基本普通の子
第25章 ドSメイド最大の危機!?
頭の痛さが先にくるが――――…やっと自分の状況が分かってきた。
狭い――――…身動きが取れないと思っていたのはやはり縛られていたからで…
後ろ手で手首を縛られ…両足も…足首の所で縛られていた。
寝かされていた場所はベッドだったが…
布団もシーツもグシャグシャで…自分の寝床だったが寝かされるには不快だった。
「な――――なんで…」
「ハァハァ――――…ハァハァ…“なんで?”って、愛しているから…ですよ。私は…貴方に一目惚れし――――…一線を越えてしまった……それだけの事です」
――――一線を越えた?
よく見ると…尾長さんは私の下着を両手に持ち…私を見ながらそれに顔を埋めた!
「やっ――――…めて…」
「ハァハァ…ハァハァ――――止めませんよ…やっと…貴女の部屋に入ったんですから…
本当に…店長や大平さんが羨ましかった……」