ドSメイドは基本普通の子
第26章 騎士たちの緒戦!
男は膝を地面に着けた小太郎を汚いものを捨てるように蹴り上げ!
地面に顔を押し付け――――再び出力最大値でスタンガンを今度は背中に打ち込んだ!
「ギュガギャァァアォォ!!!」
小太郎の口から放った事のないほどの大きな声が出た!
電流が体を駆け巡る痛さは何にも例えようのないものだった!
「///ふっ…フフフ…豚が殺される時だって…そんなに叫ばないだろ…?」
男はギロギロと大崎を見下し口元だけで笑った。
電流が体から抜けきらない小太郎は…小刻みに震え――――…とうとう気を失った!
「――――マリア様の隣を歩いた罰だ…」
気を失う微かな合間に…聞こえた男の声が…
一歩も動けなかった……小太郎を…苦しめた…
――――マリア様…