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ドSメイドは基本普通の子

第26章 騎士たちの緒戦!


「お客さん…公園の入り口につきましたけど――――…」



タクシーの運転手が見えてきた公園入り口前で車を止め…振り替える。



「はい――――…これで、お釣りは要りません」



早島はドアが開くと一万円札を運転手に握らせて慌てて飛びだした!


「お、おい!大河!――――っと、すまんが…少し待機しててもらっていいか?
10分たっても戻らなければ…行っていいから…すまん」



北村は運転手にそう告げると自分も早島の後を追いかけた!



一人残されたタクシーの運転手は…二人のただならぬ雰囲気に…「こ…断りてぇ…」と、呟き…一万円札を見る――――…



しかし、普段の料金の数倍もの金額を手渡されている手前…待機していなければならないのだ…徐々にあの二人の会話や雰囲気…見た目から――――…背筋が凍りつく…



「…うわぁて、――――俺…死体とか運ばせられるのかな?」



…不安がよぎる…運転手だった。







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