ドSメイドは基本普通の子
第27章 【最終章】ドSメイドは基本普通の子
悪魔は尾長さん自信なのに…自分は神の加護がある身だと――――…血を流す腕をかばいながらヨロヨロと動き出す!
「和歌子――――!」
店長は私の姿をタオルで包むと…抱き抱え部屋を直ぐ様出た!
途中私の口のタオルを取ると――――…
力いっぱい、抱き締めてくれた!
「て――――ん…ちょう…て…ん――――ちょう!」
「どうした――――…大丈夫か?もしかして…何かされたか?」
「へ――――…んな、くすり……媚薬?変な感じ…です…ハァハァ…ハァハァハァハァ…」
駐車場に私を運ぶと――――…私の顔をしっかり見るように頬を撫でる…
「くすりって…媚薬か――――…大丈夫か?」
「…気持ちが…悪いんです……尾長さんに…犯され…て…私…」
曖昧だった――――…犯されていないと思いたいが…
すでに私は尾長さんによって…汚されている…
「――――犯さ…れた?間に合わなかったのか?くそ――――…あいつ…殺してやる…」
「――――殺されるのは…お前た…悪魔!」
「店長――――後ろ!」
駐車場で立ち止まったのがいけなかった…
尾長さんは腕に刺さった包丁を引き抜け――――…足音も立てずに私たちに近づいていた!
そして、私を心配する店長の背中に――――…
その包丁を振り下ろした――――!