ドSメイドは基本普通の子
第27章 【最終章】ドSメイドは基本普通の子
「――――え…はい…誰…?」
瞼が重くて…声のする方に首を傾けるが…全身がギシギシと音を立てるようにぎこちない!
「――――けいさつ…を…店長が――――」
「先生――――!三ノ輪さんが!目を覚ましました!!」
――――え?先生?
女性は慌てたように誰かを呼ぶと…私に声をかけた!
「大丈夫ですか?ここが何処だかわかりますか?」
「――――ここ…?え?」
重い瞼を頑張って開けると――――…そこには…
看護師らしき人物が私を覗きこみ…笑っていた!
腕を握られ――――…脈を計るようなしぐさに…こちらが逆に慌ててしまう。
「――――病院…?なんで?」