ドSメイドは基本普通の子
第27章 【最終章】ドSメイドは基本普通の子
「運ばれてきたんです――――…三ノ輪さん…意識が戻らないまま…ズーッと寝ていたんですよ!
――――1年も!」
――――は?…1年…?
私は脈を計る看護師の握る自分の手首を見てビックリした…
細く――――…青白く…
「…死体…みたい――――…」
「三ノ輪さん!生きてますよ!1年間…点滴だけで必要な栄養摂取していたんです…筋肉や体力…もろもろ…落ちてしまうのは仕方ないことです!」
――――…1年間…?
本当に1年間…私は寝たままだったの?
起き上がろうと…体に力をいれようとしたが…
全然動かなかった!
「…ど…どういう…状況……ですか?」