
ドSメイドは基本普通の子
第27章 【最終章】ドSメイドは基本普通の子
田舎で親戚の法事となると…結構な行事である。
なにもない土地柄…ちょっとの事が大袈裟に行われる…
母が私の病院に着いていきたいのは分かるけど…仲のいい吉オバサンの所の法事だ…断れないのも分かる。
「それに――――…私は大丈夫…」
目覚めてから…約1年はたっている…
通院する時間もルートもすでに頭に入ってい。
「病院近くは最近…栄えてきたら…気を付けるのよ?」
「栄えるって――――…駅と商店街があるだけじゃない?
しかも、馴染みの顔ばっかりの商店街でしょ?
最近、高齢化が進んで悩んでるって…骨粗鬆症の検査にきた商店街会長の大奥さん(お婆さん)が病院で嘆いていたよ?」
「あら?そうなの?骨粗鬆症の検索?何処か悪いのかしら?大奥さん」
検索と聞いて母が会長の大奥さんを心配した、確かに85歳だと何かと体にガタが来るらしい。
「あ~…検査結果……骨密度――――…女子高生レベルだったらしいよ?ヤバいよね?高齢化って何?って、感じだよね?」
「女子高生…レベル?凄いわね?あの大奥さん…ど~りでパワフルな訳だ…」
