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ドSメイドは基本普通の子

第1章 憧れと現実


私は物腰の柔らかい頼り無さそうな執事について店のなかに入った――――…



憧れの可愛い衣装!体験だけでもいい!着てみたかった!


私は男性に案内されるままスタッフルームに向かう


店内はモダンな白と黒テイストの内装、豪華な椅子もちらほら見えた


カウンターとテーブル席が数席と店内はこじんまりとしていたるが清潔感もありいい香りがした


「暗めの店内だけど、お酒とかは出してないよ?“カフェ”だから、お茶やコーヒーがメインです…すみません」


「はい――――…安心しました…」


さすがに未成年だし、お酒を出すお店では働けない…


「フロアは基本メイドさん達で回してもらっています、私はキッチン担当ですが…人手が足りずホールにも出るもので…こんな格好で…すみません」



「あの~今日私は何をすればいいんですか?」



「そうですね、指名メイドさんのヘルプ…なんてどうでしょう――――…すみません、いいアイディアが浮かびませんでした」



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