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ドSメイドは基本普通の子

第5章 ご主人様…無理ですよ!


お客様の顔は覚えていたつもりだったが…


ここで1ヶ月働き…知らず知らず傲りが出てきたのだろうか?


「――――おい、無表情だぞ!注文だろ?何だ?」


「あっ、はい――――…紅茶とスコーンを…」


キッチンに向かい大平さんに声をかけられてビクッとなりながらお客からの注文を頼む


「どうした?変な客か?」


「いえ――――…紳士的な方ですよ?私の接客が…至らないだけで…」



「は?なんだそりゃ…
紅茶とスコーンだな、すぐ出来るから待ってろ」



大平さんはため息をつくと注文の準備を始めた



――――あ~…大平さんにまで迷惑を…いかんいかん!頑張らねば!


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