ドSメイドは基本普通の子
第5章 ご主人様…無理ですよ!
その日のバイト終わりに…店長から呼び止められた
「す、すみません…美羽さん…つかぬことをお聞きしますが…
あの、毎回美羽さんを指名してくださるスーツの男性にシフトを教えているんですか?」
「は――――?シフトですか?いいえ?教えていませんよ?」
店長は「そうですか…」と、一旦悩み――――…
「何か…困ったリクエストやご奉仕を頼まれたことはございませんか?」
いつにもなくシリアスな店長に私も真面目に答えるが…
「いえ、それがまったく…ただ隣に座って欲しいと…毎回隣に座っています」
「隣に…ですか?」
店長は少し驚きながら…また「そうですか…」と、呟いた