僕ら× 2nd.
第7章 花婿の弟 --Hzm,Ar,R
「……だって俺、、。兄ぃが和波さんの弟?」
「そうだって言ったろ?」
正確には従兄だけど。
そんなに意外か?
穏やかな兄貴に対して、俺は真逆と言いたいのか?こいつらは。
早くここから立ち去ろうと思った俺の前で、慌てだすアル。
「どうしよう、柊。こんなめでたい日に、こんな恐ろしい兄貴ができたぞ?」
柊は吹き出して笑う。
何だよ?このコンビは。
それにお前ら、出会った時から人のこと"兄ぃ"って呼んでるじゃないか。
俺はいぶかしげに2人を見る。
お前ら、本当には俺のこと恐ろしいなんて思ってないだろ?
いっつもいっつも、変な質問ばっかしてきやがって。
もっと大人になれっての。
ロビーを出て中庭にでも行こうと思った俺に、ネクタイをキュッと直したアルが、ペコッと頭をさげた。
「はじめまして、お兄さん。申し遅れましたけど、俺。……ああ、怖っ!」
途中まで喋ったアルは、頭を抱えて苦悶する。
柊はまだ顔が笑モード。
そして、「怒らないでね?俺…」と、舌を少しだして上目遣いに俺を見た。
そんなポーズしたって可愛いくも何ともない。
「そうだって言ったろ?」
正確には従兄だけど。
そんなに意外か?
穏やかな兄貴に対して、俺は真逆と言いたいのか?こいつらは。
早くここから立ち去ろうと思った俺の前で、慌てだすアル。
「どうしよう、柊。こんなめでたい日に、こんな恐ろしい兄貴ができたぞ?」
柊は吹き出して笑う。
何だよ?このコンビは。
それにお前ら、出会った時から人のこと"兄ぃ"って呼んでるじゃないか。
俺はいぶかしげに2人を見る。
お前ら、本当には俺のこと恐ろしいなんて思ってないだろ?
いっつもいっつも、変な質問ばっかしてきやがって。
もっと大人になれっての。
ロビーを出て中庭にでも行こうと思った俺に、ネクタイをキュッと直したアルが、ペコッと頭をさげた。
「はじめまして、お兄さん。申し遅れましたけど、俺。……ああ、怖っ!」
途中まで喋ったアルは、頭を抱えて苦悶する。
柊はまだ顔が笑モード。
そして、「怒らないでね?俺…」と、舌を少しだして上目遣いに俺を見た。
そんなポーズしたって可愛いくも何ともない。