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僕ら× 2nd.

第7章 花婿の弟 --Hzm,Ar,R

と2人も俺についてくる。

「どこまで来るんだよ?こっちは親族の部屋」

「花野もいるんだろ?入れて?」

「い、や!」

ヤツらの鼻先で俺はバタンとドアを閉めた。
大人気ないのはわかってるけど。
妹の彼氏と親戚付き合いなんて、遥か未来でいいんだよ。

それも、あのアルだって?
嫌いじゃないんだよ、いや、いいヤツだよ。
端から見てるだけでいいんだったらさ!

伊織の野郎、何してくれやがったんだ…。

「あ、お兄ちゃん帰って来たぁ。ね、ブーケトスね、私も混じっていいんだって!」

俺に笑顔で駆け寄る花野は、まだまだ幼くて。

「花野はまだ嫁には行かせないよ?」

自分の腕の中に引き込んで言い聞かせる。

「お兄ちゃんったら。でもそうね、まだまだだもんね。ん、私参加するのやめとく」

どんどん俺は置いていかれる。

その辺の適当にいい感じの女引っ掛けて、俺も結婚しようか……。
花野より先に。

白峯的には、宮石家に釣り合うお嬢様がいいのかな?
社交界でモーションをかけてくる親子に迎合して?

でもそんなありきたりな人生、、、逆Vでお断りだ。

だからって花野と変人アルかよ。
そんな……。

あいつ、俺の義弟になるつもりかよ…。

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