僕ら× 2nd.
第7章 花婿の弟 --Hzm,Ar,R
~吉坂侑生side~
結婚式に参列だなんて、もしかして初めてかも。
そう思いながら賑やかなロビーの隅で、壁にもたれて時を待っていた。
と、歩いてきたガタイのいい男。
ああ、あんなスタイルだったらスーツばっちし決まるよなぁ。
柊も体格いいもんなぁ。
俺のタッパ、180寸前で停止だよ。
いや俺、こいつの横にいるから余計貧弱に見えちゃうんじゃね?
俺って引き立て役だな。
姿勢だけでも真似しよっと、俺は背筋を伸ばして胸を張った。
そんな俺の近くを大きな窓の方へ歩いて行く。
その男のその顔に、明るい光が注いで、俺の目は点になった。
どこのご子息様かと思ったら、俺がよく知ってる兄ぃじゃねぇか。
正装なんて、すっげ違和感。
それもちゃんと立派な社会人に見えてるし。
声をかけると、あんまり面白くなさそうな表情するから。
まさか親族なんて思わなかった。
それもめっちゃ俺に近い。
帆澄兄ぃが宮石の人間だったなんて俺、一言も聞いたことねぇし。
花野だって、私のお兄ちゃんはすっごく優しいとか言うし。
そうこうしているうちに、会場へのドアが開く。
結婚式に参列だなんて、もしかして初めてかも。
そう思いながら賑やかなロビーの隅で、壁にもたれて時を待っていた。
と、歩いてきたガタイのいい男。
ああ、あんなスタイルだったらスーツばっちし決まるよなぁ。
柊も体格いいもんなぁ。
俺のタッパ、180寸前で停止だよ。
いや俺、こいつの横にいるから余計貧弱に見えちゃうんじゃね?
俺って引き立て役だな。
姿勢だけでも真似しよっと、俺は背筋を伸ばして胸を張った。
そんな俺の近くを大きな窓の方へ歩いて行く。
その男のその顔に、明るい光が注いで、俺の目は点になった。
どこのご子息様かと思ったら、俺がよく知ってる兄ぃじゃねぇか。
正装なんて、すっげ違和感。
それもちゃんと立派な社会人に見えてるし。
声をかけると、あんまり面白くなさそうな表情するから。
まさか親族なんて思わなかった。
それもめっちゃ俺に近い。
帆澄兄ぃが宮石の人間だったなんて俺、一言も聞いたことねぇし。
花野だって、私のお兄ちゃんはすっごく優しいとか言うし。
そうこうしているうちに、会場へのドアが開く。