僕ら× 2nd.
第8章 小柴の予感 --Ar,Shu,Kn
そんな俺に、あきれた視線を送る柊が話す。
「安心しろ、俺にとってのお前は有害だ。…座ってやろうか?」
「絶対違う」
んなゴツいギガント・ピテクス、落ち着けるわけねぇよ。
おまけに突然変異か雑食だし。
んで、彼女の傍にも、もう一体。
居んだよなぁ。
「明日、会えるんだろ?」
「あと12時間もある」
さっきから時計が進んでない気がする。
今から彼女の家に行って、ベルを鳴らして来ようかな?
でもな、こないだ行ったら仁王立ちで居たんだよな…。
第2のギガント・ピテクスが、彼女の隣の窓で何か言いたげに。
無言の兄ぃって余程怖ぇ。
まだ、襟首捕まれた方がまし。
21時も回っては、柊にも悪いしな。
俺ったら、あそこの家令にも睨まれてるし。
って思っていると、前方のソファで声がした。
「もう寝たら?」
起き上がった頭は、こちらを向く。
「うわっ、小柴っ。いつからいた?」
「2人が来る前からいたよ」
もっとわかるように存在しろよ?
徴を発しろよ。
「んなとこに潜んでんなよ」
「俺の勝手だ。柊は気づいてたよ?」
と、暗い窓に映る影を指す。
ああ、髪の端っこが見えてるよ。
ソファの横にでかい紙袋が置いてあるよ。
だけど、気づくかよ?
「何でいるんだよ?」
「あの火事の原因がわかったから教えてやろうと思って」
そう言って、ヤツは自分の正面を向いた。
「安心しろ、俺にとってのお前は有害だ。…座ってやろうか?」
「絶対違う」
んなゴツいギガント・ピテクス、落ち着けるわけねぇよ。
おまけに突然変異か雑食だし。
んで、彼女の傍にも、もう一体。
居んだよなぁ。
「明日、会えるんだろ?」
「あと12時間もある」
さっきから時計が進んでない気がする。
今から彼女の家に行って、ベルを鳴らして来ようかな?
でもな、こないだ行ったら仁王立ちで居たんだよな…。
第2のギガント・ピテクスが、彼女の隣の窓で何か言いたげに。
無言の兄ぃって余程怖ぇ。
まだ、襟首捕まれた方がまし。
21時も回っては、柊にも悪いしな。
俺ったら、あそこの家令にも睨まれてるし。
って思っていると、前方のソファで声がした。
「もう寝たら?」
起き上がった頭は、こちらを向く。
「うわっ、小柴っ。いつからいた?」
「2人が来る前からいたよ」
もっとわかるように存在しろよ?
徴を発しろよ。
「んなとこに潜んでんなよ」
「俺の勝手だ。柊は気づいてたよ?」
と、暗い窓に映る影を指す。
ああ、髪の端っこが見えてるよ。
ソファの横にでかい紙袋が置いてあるよ。
だけど、気づくかよ?
「何でいるんだよ?」
「あの火事の原因がわかったから教えてやろうと思って」
そう言って、ヤツは自分の正面を向いた。