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僕ら× 2nd.

第8章 小柴の予感 --Ar,Shu,Kn

「さてと。火事のあったあの頃、千夏(柊姉1)と千春(柊姉2)もあの家から出入りしてただろ?」

そういえばそうだったな。

「それ自体はどうでもよかったんだが、あいつらヒナキのとこで子どもを世話してるんだ」

「子ども?誰の?」

「それなんだよな…」と深い息を吐きながら小柴は俺たちを見据えた。

「いや、俺じゃねぇし…」と、隣の男は俺を見る。

「俺もその辺りは特に気を付けてるよ?」

「まあ、そうだよな。でもさ、100%お前だ、柊。医者の資料もある」

小柴に断言されて、俺は言葉をなくす。
視線を下ろして顎を触り、自分の過去を振り返る。

俺の、子どもだって…?

「母親は?まさかハルナツじゃねぇだろ?」とアルが尋ねる。

「女は、あの火事の半月程前に海外に飛んだ」

飛んだ?
軽く口を開けた俺が、更に眉を寄せて考え始めると、ぶつぶつと聞こえだす。

「69キスとかヤバいかな?俺も気を付けよう…」

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