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僕ら× 2nd.

第8章 小柴の予感 --Ar,Shu,Kn

暫くシンとしたリビング。
そして、もう一度俺は確認する。

「あ、あのさ。もう俺のコで決まり?」

「書類上は本條が引き取ってるけど、も、決めとけ」

「ああ、そう。なら、会わせて?」

会ってどうするわけでもねぇけど、自分のコとわかってるのに会わねぇわけにはいかないだろ?

「それは千春たちに頼めばいいだろ?俺は教えただけ」

ああ、そうだな。
勝手にするよ…。

「えと、彩衣(アイ)だっけ?本條彩衣?」

「そうだ。おめでとう。これ、ブレーン連中から」

立ち上がった小柴は、脇にあった紙袋を手渡してくる。

「はっ?」

めでたいのか?
俺の知らないところで子ども作られて。

「何これ?」

「何って祝い。リースが選んだ」

あの無口無表情野郎が?
あいつの趣味、知らねぇけど…。

そんな不審そうに紙袋を見つめる俺たちに、ドア際で小柴は命じた。

「明日デートのアルは早く寝ろ。柊、あとで俺の事務所へ来い」

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