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僕ら× 2nd.

第8章 小柴の予感 --Ar,Shu,Kn

「少しお腹が重たいくらいで大丈夫だよ。そうじゃなくて、ね」

「ん?」

「あの、、エッチはできないから。クリスマスなのに、ごめんね?」

だから、私たちのクリスマスを延ばしてもらおうと思って昨日は電話したの。

「あ、そっか。仕方ねぇな!」

「え?」

あっけらかんと笑う彼に、私は安心を覚えたのに。

「え?って?血が出てるんだろ?俺はそれでも舐めてみてぇけど?」

な、な、何て恐ろしいこと言うのっ?

「みません!」

「でも、一緒に風呂は入れるな!俺が洗ってやるよ」

お風呂ですってぇ?
昨日始まって、今日は1.5日目なのよー?
私的には、一番多い日なんだからー!

「ないよ!」

「ええー?エッチはしなくても、エッチなことはしてぇじゃねぇか」と、ふたりのシートベルトを外した彼は、私を抱き寄せる。

"できない"って私、言ったよね?
"仕方ねぇな"って、言ってくれたよね?

「しないから!だから今日、会っていいのか迷ったの」

「ん?俺はシなくても花野に会いてぇよ?」

「ホント?」

疑いの目で彼を見てしまう。
だって、そんなこと言いながら、私のどこ触ってる?

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