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僕ら× 2nd.

第8章 小柴の予感 --Ar,Shu,Kn

「花野、勃ってきただろ?俺、少し触っただけなのに、えっろー!もしかしてジンジンしてる?ん?」

服の上から手を当てる彼は、ニヤッとして。

「ウソつき!やっぱり私、帰るっ!」

敏感なのは寒いからなんだから!

「ははっ。からかっただけだよ。大丈夫、信用しな?」と服のシワを直してくれるけど。

「できないっ!えっちじゃない侑生君なんて想像できない!」

ツンと私がそっぽを向くと、おかしそうに「くくっ」と笑って彼は覗く。

「花野、俺のこと、ただのエッチ好きの変態男だと思ってる?俺、エッチ目的で花野と付き合ってるわけじゃねぇぞ?」

うーん?どうなのかしら?
だって最近のデートっていえば、侑生君のお部屋で…だもの。
近くのお店のお菓子がおいしいのって促したら、次には買ってきてお家でいただきますなんだもの。
嬉しいけれど、お店の雰囲気だって味わいたいじゃない?

それに、さっきの台詞と行動って、まさにそう!でしょ?

私が黙っていると、態度を改める可愛い彼。

「そんなことねぇよ?そりゃ、花野が横にいれば、俺は触りたくて疼くけど、それは本能だもん。花野が好きで仕方ないからだよ?」

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