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僕ら× 2nd.

第8章 小柴の予感 --Ar,Shu,Kn

「花野のためなら我慢するよ?俺は花野が生理でも会える日は会いたいよ?大好きだよ?」

「…私も大好き。…あの、我慢は大変なの?エッチできなくてガッカリするの?」

男のコの性欲ってのが、私にはよくわからなくて。
あんまり辛いんだったら、その日は会わない方がお互いのためかと思うんだよね。
私も、臭いとか漏れとか気になるし。
自分ではイライラしてるつもりはないんだけど、気も普段よりは立ってるのよね。

「そんなことねぇよ。大切な彼女が生理でガッカリなんてねぇよ。健康な証拠じゃね?
それより花野が無理してないか気になる。…やっぱ冷やさない方がいいんだろ?雪が降るかもってくらい寒いし。水族館って、冷えるよな。今日はショッピングモールでも散歩して、また今度行こ。
ホテルって言ったのはさ、式場を見学したいなって思ってたんだ…」

「そうだったの…」

私の想像を飛び越えて、優しい言葉をくれる彼。
少しくらい無理をしたくなる。
我慢なんて慣れっこで、今のところは、そんなに冷えてキツイわけでもないし。

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