僕ら× 2nd.
第9章 城 --Khs,Kn,R
「男風呂付近で濃いめの硫化水素が検知されたらしい。この部屋、これで全員だったな?」
「そうです、3名です」
「これから大部屋に移るから荷物持って歩け」
「へっ?」
「今のところ具合が悪くなった人間はいないんだが、とにかくお前ら、まとめてシャワーだ!倒れんなよ?」
「先生、すっごく手荒いですね…」
「俺だってさっきまで寝てたんだ。それを主任に"しんどくないか?"って叩き起こされて、しんどいっての。この階の男、全員世話しなきゃなんないんだから。今の俺にあんまり逆らうと、強制帰国となるぞ?」
担任の言葉に何を言ってるんだ?とは思ったけれど、それを指摘するほどは覚醒していなかった俺。
河邑とボケっと並ぶ横で、祐一朗がまくしたてる。
「それは先生の都合であって、僕たちは巻き込まれた被害者では?ヒト…それを八つ当たりと言う」
「居松、リーダー認定」
「いいですよ。で、シャワーって、風呂使っていいんですか?」
「おう、喜べ。女子風呂に入れるぞ」
「一緒に入る訳じゃないでしょ?」
担任の言葉に白け半分の俺たちだけど、抵抗するわけにもいかずに行動した。
「そうです、3名です」
「これから大部屋に移るから荷物持って歩け」
「へっ?」
「今のところ具合が悪くなった人間はいないんだが、とにかくお前ら、まとめてシャワーだ!倒れんなよ?」
「先生、すっごく手荒いですね…」
「俺だってさっきまで寝てたんだ。それを主任に"しんどくないか?"って叩き起こされて、しんどいっての。この階の男、全員世話しなきゃなんないんだから。今の俺にあんまり逆らうと、強制帰国となるぞ?」
担任の言葉に何を言ってるんだ?とは思ったけれど、それを指摘するほどは覚醒していなかった俺。
河邑とボケっと並ぶ横で、祐一朗がまくしたてる。
「それは先生の都合であって、僕たちは巻き込まれた被害者では?ヒト…それを八つ当たりと言う」
「居松、リーダー認定」
「いいですよ。で、シャワーって、風呂使っていいんですか?」
「おう、喜べ。女子風呂に入れるぞ」
「一緒に入る訳じゃないでしょ?」
担任の言葉に白け半分の俺たちだけど、抵抗するわけにもいかずに行動した。