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僕ら× 2nd.

第2章 それぞれの秘密 --Ar,Hzm,Khs

「上からってのもいいよな…。感じる?」

聞き分けの悪い彼女。
このままもうグチョグチョに濡らしちゃうのもいいかもと、俺は彼女の蕾を布ごとそっとつまんだ。

彼女は「っんぁ」と声をあげてビクッと身を震わせる。
ニヤついた俺は、少しずつ指を擦り合わせていく。

俺の背中に回された彼女の腕に力が入るのを感じながら、俺の指はその柔らかな起伏とコリッと膨らみだす一点とを何度も這いずった。

チュプ…っと微かな音が聞こえだす。

しみだした水分が、俺の指をも濡らして。
中はどんな状態なんだろ…。
そろそろ布の際から侵入しちゃおうとした、その時だった。

廊下から足音がして、俺は動きを止める。
その音は、こちらに向かって来た。

ペタンペタンとスリッパのような。
だったらきっと教師だな。

そして、手前で立ち止まる。

「誰か入ってるのか?おい?」

!!

こわばって固まる彼女に、大丈夫と笑みを投げ掛ける。
彼女から手を離した俺は、静かに口を開いた。

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