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僕ら× 2nd.

第11章 フェイス --Mkt,R,Kn

「で、あのコが何を操作ミスしたのか確かめときなよ?あんたの名前で卑猥な文章を誰かに送られてたら大変よ?」

「そんな、ないよぉ」

笑う花野も、一応は履歴をチェックしだして。

「えー?特にどうもないみたいだけど…。先に、侑生君に…」

と、慣れた感じで動いていた花野の指がオロオロと止まる。

「どうしたの?」

「う、うん…。何でもないよ。あの…祐一朗君…」

何でもないわけないってわかりすぎるけど、口を挟まずに私は様子を見ることにした。
言葉を濁す花野は、キョロキョロしてヨーダと一緒にいた居松に声をかける。

「あのね。侑生君に…」と言いかけた花野だけど、外野に聞こえることに躊躇してか、口パクと身振りで伝え始める。

だけど、全くわからない。
居松は何とか読み取ろうとしてるようだけど。

そして、その様子をヨーダが怪訝に見ているのがおかしくて。
「くすっ」と笑うと、ヤツも気づいたようで「何だよ?」と私を睨んだ。

意味不明だから声を出しなさいと、私が言いかけた時、教師がスタスタとやって来た。

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