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僕ら× 2nd.

第2章 それぞれの秘密 --Ar,Hzm,Khs

帰りの車内、後部座席で彼女の肩を抱きながらも、俺の期待に添うような大胆なことはできずに。

見逃してくれる運転手の従弟:柊(シュウ)だけじゃなくて、助手席には友人で彼女の後輩:イチ(祐一朗)まで座ってるし。

スカートの中に手を入れたいな。
何も履いてねぇんだよな…。
と、彼女のきっちり揃えた膝小僧を見つめる。

俺が自分のポケットに突っ込んで持ち帰ろうとした彼女の下着は、あっさり取り戻されてしまったし。

はあっ。
ふたりで電車で帰れるんだったらさ、駅の階段とかを昇る彼女の後ろから、素晴らしい眺めが一望できるのに。
蹴り上げ板のないスケルトン階段だったりしたら、もう俺、下からどうしちゃいましょ状態じゃね?
何度も階段往復させちゃいてぇよな。
次、二段抜かしで!とか、そこで前屈して!とか、指示したりして。

他のヤツらには見られるわけにいかねぇから、実行はできねぇけどさ。

俺ん家で、いつかやってほしいよなぁ。
ノーパン前屈かぁ…ししし。

と、ペチっと彼女に手を叩かれる。
バレたか…。

太もも触ろうとしただけなのに。
また濡れてきてやしないか確認したかっただけなのに。

それにさ、何かさっきからすっげ艶っぽい雰囲気してんだよな。
そんな顔してたら、男が声かけたくなんじゃん?

花野、今すっげえっちな気分なんじゃね?
いや、俺が…なのかな?否定はしないけど。

このまま家に帰っちゃうんだなぁ。
ああっ!心残りっ!

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