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僕ら× 2nd.

第12章 IF --Khs,Ar,Shu,R

アルを足元に俺が休んでいると、息を切らしてバタバタとやってきたのは、小柴孝明。
リースの弟分。

「どうしたのっ?」と。

未だに、テーブル下でもがいている風な…正確に言えば、彼女の写真を手に隠して、キスしまくりのアルに寄る。

「毒でも食べたのっ?苦しいのっ?
ねっ、柊兄。のんきに蕎麦すすってる場合じゃないよ!何かの痙攣発作じゃない?」

「んなオオゴトじゃねぇよ。こいつはただ、大喜びしてるだけだ。大丈夫だから、ほっといてやれ」

アルの扱い方を知らない孝明に教えてやると、腑に落ちない表情ながらも椅子にかける。
そして、持っていたリュックからパンを取り出して、アルに見せ、反応をもらえなかったので、自分で食べ始めた。

孝明は、今年度から海外生活を中断して、この大学に編入してきた。

俺がリースに頼まれたから…。

小柴不在やらも手伝って、2人は帰国して俺たちと暮らすことになった。

というのも。

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