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僕ら× 2nd.

第12章 IF --Khs,Ar,Shu,R

自宅アパートに戻り、ラジオをオン。
少し経つと祐一朗が押し入れから入ってくる。
同じ棟の階下と繋がってるってわけ。

スマホをかざして、画像データをくれる。

「キレイに取れました」

「…ありがとう」

俺のアルバムに白衣の花野が追加された。

その笑顔に笑みを返すと、祐一朗は話しだす。

「この間、ネーゼ関係者が俺に接近してきました。表向きは、同級生の姉ってことで。
高校時代のことを何気に聞きたがります。花野さんにも、スキー研のこととか尋ねてました」

「あれからもうすぐ3年だけど、まだ調べてるんだなぁ。で、付き合うの?」

お茶をグラスに入れて出すと、そっと受け取った。

「いえ、様子見です。ただ、あの遭難を経験した女子から、いろいろと聞き出してるみたいです」

「ああ。森さんたち…」

祐一朗は、うなずいた。

柊兄、、心配だな。

以前は味方がネーゼ側に潜り込んでたけど、今はどうなんだろ…。
少し落ち着いたら、様子を探ってみよう。

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