僕ら× 2nd.
第12章 IF --Khs,Ar,Shu,R
俺が黙ったのを見て、祐一朗は尋ねてくる。
自分がケリをつけようと思っているらしく。
「リィ兄。あの青酸カリタバコってダメですか?あいつ、ヘビースモーカーなんです」
「あれは他殺には向かないよ。臭いと味で、まず気づかれちゃうから」
「では、うまく言って連れ出して、そこで」
守るものが柊兄だけならね。
周囲をもっと見渡さなくては、と俺は促す。
「祐一朗。スパイ1人を潰したところで、その後が控えているだろう?
それに、その女を消してしまったら、お前だけでなく、花野や晄志にも嫌疑がかかる。
柊兄はそんなにヤワじゃない。お前、柊兄を倒せるか?」
「……いえ」
それでもなんとかしたいと葛藤中の祐一朗に、俺は強く言う。
そして、話題をずらす。
「その件は絶対に深入りしないこと。これは至上命令だ。
で、俺からも、ひとつ。。本條配下の何人かをホテルで見たんだ。何か、セレモニーを任されているらしい」
「何のでしょうか?」
「目的は今のところ不明。小柴さんが噛んでないか気になるから俺、調べてみるよ。引き続き、花野をよろしくね。祐一朗は安全第一だよ?」
「はい、了解です。リィ兄、くれぐれもお気をつけて」
軽く手を振って、彼は部屋を出ていった。
自分がケリをつけようと思っているらしく。
「リィ兄。あの青酸カリタバコってダメですか?あいつ、ヘビースモーカーなんです」
「あれは他殺には向かないよ。臭いと味で、まず気づかれちゃうから」
「では、うまく言って連れ出して、そこで」
守るものが柊兄だけならね。
周囲をもっと見渡さなくては、と俺は促す。
「祐一朗。スパイ1人を潰したところで、その後が控えているだろう?
それに、その女を消してしまったら、お前だけでなく、花野や晄志にも嫌疑がかかる。
柊兄はそんなにヤワじゃない。お前、柊兄を倒せるか?」
「……いえ」
それでもなんとかしたいと葛藤中の祐一朗に、俺は強く言う。
そして、話題をずらす。
「その件は絶対に深入りしないこと。これは至上命令だ。
で、俺からも、ひとつ。。本條配下の何人かをホテルで見たんだ。何か、セレモニーを任されているらしい」
「何のでしょうか?」
「目的は今のところ不明。小柴さんが噛んでないか気になるから俺、調べてみるよ。引き続き、花野をよろしくね。祐一朗は安全第一だよ?」
「はい、了解です。リィ兄、くれぐれもお気をつけて」
軽く手を振って、彼は部屋を出ていった。