僕ら× 2nd.
第13章 ソーウ" キ プ 1 --Ar,Shu
~本條柊side~
笑っちゃ悪いけど、あいつの結婚式。
ここまで下見をするとは思わなかったな。
音楽とともに、祭壇に進むヤツの後方からついていく。
そして、俺は新婦側の参列者を見た瞬間、我が目を疑った。
ネーゼのお偉い様方じゃねぇか。
わがまま放題の愛娘が失踪したのは、俺らの所業だと疑ってたんじゃねぇのか?
何がどうなってんだ?
わからないままセレモニーが終わる。
そのあとすぐに、俺は本條とエレベーターへ乗りこんだ。
「なあ、あの新婦、誰?」
俺が尋ねると、本條は苦虫をつぶしたような顔でスルーした。
んだよ?俺、そんなにいけないこと聞いたか?
俺の父親は、人間じゃないのかもしれない。マジで。
ムカつく一方で、諦めに近いようなことを思いながら、ドアが開いたので降りる。
そのままついていった先は、こじんまりとした居室。
ドアを閉めた本條は、振りむきがてら言い放った。
「彩華はどうしてる?」
突然そんなことを尋ねられて、俺は戸惑う。
どうしてる?って、"病室で寝てる"以外にどう言えばいいんだよ?
「そんなの、お前もよく知ってることだろ?」
そう返すと、ヤツはゆっくりとソファーに腰かけ、そのまま、俺の顔をじっと見た。
笑っちゃ悪いけど、あいつの結婚式。
ここまで下見をするとは思わなかったな。
音楽とともに、祭壇に進むヤツの後方からついていく。
そして、俺は新婦側の参列者を見た瞬間、我が目を疑った。
ネーゼのお偉い様方じゃねぇか。
わがまま放題の愛娘が失踪したのは、俺らの所業だと疑ってたんじゃねぇのか?
何がどうなってんだ?
わからないままセレモニーが終わる。
そのあとすぐに、俺は本條とエレベーターへ乗りこんだ。
「なあ、あの新婦、誰?」
俺が尋ねると、本條は苦虫をつぶしたような顔でスルーした。
んだよ?俺、そんなにいけないこと聞いたか?
俺の父親は、人間じゃないのかもしれない。マジで。
ムカつく一方で、諦めに近いようなことを思いながら、ドアが開いたので降りる。
そのままついていった先は、こじんまりとした居室。
ドアを閉めた本條は、振りむきがてら言い放った。
「彩華はどうしてる?」
突然そんなことを尋ねられて、俺は戸惑う。
どうしてる?って、"病室で寝てる"以外にどう言えばいいんだよ?
「そんなの、お前もよく知ってることだろ?」
そう返すと、ヤツはゆっくりとソファーに腰かけ、そのまま、俺の顔をじっと見た。