僕ら× 2nd.
第13章 ソーウ" キ プ 1 --Ar,Shu
「いなくなったらしいんだ。あいつ」
え……?
いなくなった?
目の前の本條は、未だソファーに深く腰かけて、首をひねっている。
俺はというと、急展開なヤツの言葉に現実味が見いだせずに陳腐な質問をひとつ投げた。
「あいつって、誰?」
だって、寝たままの彼女がいなくなるなんて、どう考えてもヤバい解答しか浮かばない。
ここは、話題の先が変わったのだと都合よく思いたかった。
うろたえだした俺に気づいたためか本條は、やや丁寧に話しはじめた。
「昨夜23時から1時の間に、彩華が病室から消えたと病院から連絡があったんだ。お前が噛んでるのかと思ったんだがな。違ったのか?」
「初耳だ、クソ親父!
監視カメラの画像はチェックしたのか?」
そんなの、一報あればたちまち、解決に向けて動かなきゃならない状況じゃねぇか。
降ってわいたような結婚式に、昼過ぎまでちんたら出席してる場合かよっ!?
え……?
いなくなった?
目の前の本條は、未だソファーに深く腰かけて、首をひねっている。
俺はというと、急展開なヤツの言葉に現実味が見いだせずに陳腐な質問をひとつ投げた。
「あいつって、誰?」
だって、寝たままの彼女がいなくなるなんて、どう考えてもヤバい解答しか浮かばない。
ここは、話題の先が変わったのだと都合よく思いたかった。
うろたえだした俺に気づいたためか本條は、やや丁寧に話しはじめた。
「昨夜23時から1時の間に、彩華が病室から消えたと病院から連絡があったんだ。お前が噛んでるのかと思ったんだがな。違ったのか?」
「初耳だ、クソ親父!
監視カメラの画像はチェックしたのか?」
そんなの、一報あればたちまち、解決に向けて動かなきゃならない状況じゃねぇか。
降ってわいたような結婚式に、昼過ぎまでちんたら出席してる場合かよっ!?