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僕ら× 2nd.

第2章 それぞれの秘密 --Ar,Hzm,Khs

それで、担任が色々説明を始め。

6月だった旅行は延期され、行き先も変更。
受験の加減で、1学年を2班に分けて時期をずらして行うことになった。

担任は続ける。

「付属大学に限られるが、学長サイドが調整してくれたので、今回は特別に夏期休暇中に入学の申請ができる」

わかってはいたけど、私語の少ないクラスだよな。
何クラスか先では、荒れてるようだけど。

「このクラスの殆どは付属を希望しているはずだし、俺の予想ではほぼ全員が合格して冬に余裕で修学旅行に行くだろう。で、1年から上がってきた居松だが」

「はい。みんなと行きたいならこの夏のうちにですね。不安はありますが、できるだけやってみます」と祐一朗は答えた。

この夏のうちにか。
いくら優秀だからって、大丈夫なんだろうか…。

「おう。俺はお前ならできると思う。それで、俺の教え子にも時々来てもらうとして、居松の先パイの宮石と依田。助けてやれ」

「はい」

俺と花野ちゃんは返事した。

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