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僕ら× 2nd.

第3章 俺色 --Ar,Kn

彼女のまっすぐに結んだ口元が、ゆるんでいく。

目を伏せ気味の彼女から、「…変なにおいとかしなかった?」と尋ねられた。

におい?
うーん?記憶にねぇな。
敢えていうなら、ムラッと官能的な匂い?

「全然。いい匂いだよ。そんで、めちゃうまかった。すっげー気持ちいい感触だった!」

そんなこと気にしてたんだ。

彼女の頬に伝った涙を吸う。

「涙、しよっぱ」

そんな俺の瞳を、彼女は不安げに覗く。

「私のこと、嫌いにならない?」

何故そうなるんだ?
やっと、やっと身体を預けてもらえたのに。
もう何時だって離れたくなくて、傍にいてほしいのに。

「なるわけねぇだろ?むしろ、ずっと好き。食べちゃいたいくらい大好き。もう俺のだから、…そうだろ?」

そうして彼女の喉元にかぶりつく。
彼女に巻き付いたシーツを剥がしていく。

許可なくしゃぶりついたのは悪かったけど、結果オーライ。
だろ?

首、胸、お腹にキスをつけた俺は、もう一度両脚を開く。

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