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僕ら× 2nd.

第3章 俺色 --Ar,Kn

「侑生君の匂い、好き。安心できるの」

今度は花野が俺のしたように、俺の身体に鼻を伝わせてく。
俺の頭を下げさせて、耳、首。
腋周りは少し長くて。

「臭う?」

腕をあげて自分でも鼻をつけてみる。
うん、自分のはわかんねぇ。

「ううん。大好きっ。…わぁ、侑生君。男の人って感じの腋窩だねぇ」

何故か俺の腋毛に瞳をキラキラさせる花野。
ツンツンと1本を引っ張るから。

「っ!くすぐってぇよ」

俺が腕をおろすと、いたずらっぽく笑った。

「俺にもさせろよ」

って、女のコって腋毛ないよなぁ。
そう思いながら彼女の腕を上げようとすると、「やだ!えっち!」っと拒否される。

「そうされると余計に見たくなんだけど」

「まだ私の番」と彼女は、俺の胸をペロペロと舐めだす。

「ね、侑生君はここ、どう?」

チュッと俺の乳首周囲にキスを始めた。

「んー?舐められてるのはわかるけど、あんま感じねぇ」

「そう?でもプチってなってきたよ」

俺のが尖ってきて、嬉しそうに吸い付く。

「ははっ、くすぐってぇだけだよ」

「んー?じゃあ、こうかな?」

クリッと指で先端をこすられて、ゾクッとした信号が俺を貫いて、まじ?俺、乳首で感じてる?
って思ったけど、乳首いじられて喘ぐのが照れ臭くて断固拒む。

「花野、もう俺のターン。こうすんだろ?」

プニモチっとしたそれを底から揉みあげると、彼女の吐息は熱を帯びる。
すぐに先端が起立していく。

指でつまむと切なそうに顔をしかめて俺を見つめて、もう拒まない…。

可愛いなぁ、俺の花野。

「ベッドに…」

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