僕ら× 2nd.
第4章 ライムライト --R
ルイ程には運動ができなくて、その劣等感も絡んでいた俺。
それからは、身体を鍛えることにも関心を伸ばした。
公園で、俺が縄跳びを始めると彼女も始め、俺が鉄棒を握ると彼女も握って。
何だ、こうすればよかったんだ。
彼女と身体を動かせて、とっても楽しかった。
雲梯では、5秒もたずに落ちてしまう彼女だけど。
一緒に励まし合って、俺が往復する頃には、6秒はもつようになっていた。
そんな時。
「ハニィ!無茶すんなっ!」と小学校帰りの、お兄ちゃんが駆けてくる。
気がついた時には彼女の手は梯子から離れ、地面に墜落していた。
両膝を擦りむき、砂まみれで泣きべその彼女。
どうしたらそんな激しく落ちることができるんだ?って思うくらい。
「大丈夫か?立てるか?折れてないな?」
「いちゃいよぉ」
そんな彼女に兄は背を差し出す。
ランドセルを俺に任せて。
「僕がやる!」
そう言って、俺は彼女を負ぶさろうとするけれど、彼女は当然兄を選ぶ。
「ダメ!僕!」
彼女の手を引いて促した。
「お前、無理だろ。ハニィと体重、そんな変わんないし」
「できる!」
彼女を引っ張って背中に乗せて、立とうとして、前に潰れた…。
それからは、身体を鍛えることにも関心を伸ばした。
公園で、俺が縄跳びを始めると彼女も始め、俺が鉄棒を握ると彼女も握って。
何だ、こうすればよかったんだ。
彼女と身体を動かせて、とっても楽しかった。
雲梯では、5秒もたずに落ちてしまう彼女だけど。
一緒に励まし合って、俺が往復する頃には、6秒はもつようになっていた。
そんな時。
「ハニィ!無茶すんなっ!」と小学校帰りの、お兄ちゃんが駆けてくる。
気がついた時には彼女の手は梯子から離れ、地面に墜落していた。
両膝を擦りむき、砂まみれで泣きべその彼女。
どうしたらそんな激しく落ちることができるんだ?って思うくらい。
「大丈夫か?立てるか?折れてないな?」
「いちゃいよぉ」
そんな彼女に兄は背を差し出す。
ランドセルを俺に任せて。
「僕がやる!」
そう言って、俺は彼女を負ぶさろうとするけれど、彼女は当然兄を選ぶ。
「ダメ!僕!」
彼女の手を引いて促した。
「お前、無理だろ。ハニィと体重、そんな変わんないし」
「できる!」
彼女を引っ張って背中に乗せて、立とうとして、前に潰れた…。