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僕ら× 2nd.

第4章 ライムライト --R

何週間か後。
発表会が終わり、猫耳ともサヨナラと思っていたんだけど。

観に来ていた両親たちが、俺たちに言った。

「リィの猫、とってもよかったから、今度のコンサートでハニィと披露してよ。ちょうど、猫だらけの映画の曲だから」

そうして、俺とハニィは猫の耳とシッポをつけられる。

「やっぱりよく似合うー!ハン(帆澄)もつけてみる?」

「ダメダメ!野良猫大将にしか見えないって!」

「リィとハニィって、とってもお似合いよねっ!」

そんなことを言って両親たちが盛り上がる中、俺たちは楽譜を読み始める。

それは温かい歌詞で、本当に自分と彼女のことのようで。

毎日のように彼女と声を合わせ、本番も全く緊張しなかった。。

死後にも匹敵するその世界で、愛を誓ったなら。
それをEndless Loveと呼ぶのかな?

この世界は、何次元に届くのだろう?

キミがいた空間を何度も思い返せるのに、目を開けた瞬間、キミは消えてしまう。

俺の傍に居るはずのキミは、やっぱり居ない。

だけど、キミは実在する。
同じ時代を進んでる。

まだ俺たちは手を繋いでる。

生きることを諦めないで、ともに進もう。

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