僕ら× 2nd.
第5章 別格彼氏 --Thk
ヤツのご機嫌ぶりを確認しながら、私は質問を投げ掛ける。
「ね。あんたって、コンドーム使う?」
「…お前、またトートツだな。何で俺にそんなこと聞くんだよ?ゴム業者と付き合ってんのか?」
ゴム業者の彼氏かぁ。
社員は割引で購入できたり?
いいかもしれない……。
「何でって、恋愛対象外の異性の友人だから。それに、速水もだったけど、余計なこと口外しないでしょ?気が乗れば親身になってくれるし。流石、花野に認められた男」
「そ、そう?」
おまけに単純やし。
「で、どうなのよ?あんたの避妊事情は」
「そりゃ、つけるよ。花野が大切だもん」
「今まで一度も生でしたことない?」
「ない」
「安全日も?」
眉をピクリと動かしたヤツは掛けていた椅子から立ち上がり、やや険しい調子で部屋の奥に進みだす。
その棚の前で足を止め、妙な間を作ってから、中途半端に振り向いてこう言った。
「あのな、安全日なんてねぇんだぞ?妊娠しやすい日はわかっても、妊娠しない日なんてない。それは、柊に聞いたかな…。だから、詳しくは柊に教えてもらえ」
「ね。あんたって、コンドーム使う?」
「…お前、またトートツだな。何で俺にそんなこと聞くんだよ?ゴム業者と付き合ってんのか?」
ゴム業者の彼氏かぁ。
社員は割引で購入できたり?
いいかもしれない……。
「何でって、恋愛対象外の異性の友人だから。それに、速水もだったけど、余計なこと口外しないでしょ?気が乗れば親身になってくれるし。流石、花野に認められた男」
「そ、そう?」
おまけに単純やし。
「で、どうなのよ?あんたの避妊事情は」
「そりゃ、つけるよ。花野が大切だもん」
「今まで一度も生でしたことない?」
「ない」
「安全日も?」
眉をピクリと動かしたヤツは掛けていた椅子から立ち上がり、やや険しい調子で部屋の奥に進みだす。
その棚の前で足を止め、妙な間を作ってから、中途半端に振り向いてこう言った。
「あのな、安全日なんてねぇんだぞ?妊娠しやすい日はわかっても、妊娠しない日なんてない。それは、柊に聞いたかな…。だから、詳しくは柊に教えてもらえ」