Erotic
第1章 保健室の秘め事 ※花宮 真奈の視点
はぁはぁと息を吐き、気分を落ち着かせていると武内がまた両足を割り開いた。
また...やられるのかしら...。
そう思い、花宮はギュッと目を瞑った。
「なぁ...真奈...」
幾分深刻な声で武内は花宮に話しかける。
「な、何?」
「お前の尻軽すぎんだろ...これで何人目だと思ってんだよ...。」
「さ、さんに...あぁん、やめてぇ」
武内は花宮の黒いショーツの上からクリトリスの付近を指でグリグリと押してくる。
「お前って俺の彼女だよなぁ?」
武内は人差し指を高速で上下に動かしながら、目つきの悪い切れ長の目で花宮を見上げる。
ヤバ...。
その瞬間、ぞくりとした悪寒と快感が流れ込み、花宮は、縦に首を何度も振って応えた。
「そうだよな...俺の彼女だよなぁ....。」
ホットしたのか、クリトリスを攻める手が弱まり、険しかった表情もいつの柔らかい表情に戻っていく。
「ご...ごめんなさぁい...」
「もうするなよ?」
武内は、花宮の頭をそっと撫でた。
「うん...しない...」
花宮はそう言うと、縦に首を振った。
「お願い、ロープ取って。」
花宮がそうお願いすると、武内はすぐさまベッドヘッドに括り付けたロープを解き、花宮の両手首を開放してやった。
その自由になった両手で自分の目隠しを取ると、目前に武内の顔がめいいっぱいに広がった。
「んぅ....」
武内は、花宮を強引に抱き寄せ唇を奪う。
「真奈…。」
そのままギュッと武内は花宮を強く抱きしめる。
「大好きよ、健。」
貴方のことが大好きなの、本当よ。
実はセックスよりも貴方が好きよ。
でも一番好きなのは、貴方が私に嫉妬するのが好きなのよ。
だからね、やめられないの...。
花宮は微笑みながら、健をギュッと抱きしめ返した。
今度はもっと激しくお仕置きしてね...♡
END