
二人のキセキの物語 MN
第65章 背中合わせの二人11 潤
「な、これってちょっといんじゃね?」
「俺と潤には合ってるかもね」
「そうそう、世間の尺度とはズレてても
俺達には俺達なりの相性の良さがあるってこと」
「それって、破れ鍋に綴じ蓋的な?」
「そうそう・・って。何かもうちょっといい響きの例えがいいんだけど」
「あはは・・じゃあ、そうだな・・・豚に真珠?」
「・・・それ 分不相応って意味だよな?」
「んふふ・・バレた?でも 潤が真珠だからね」
「煽てたってだーめ」
「じゃあねぇ・・・夏の夜空に大三角形。向日葵に蜜蜂。
あ、でも潤は薔薇の方が似合うかな、薔薇に蝶・・とか?」
「まぁまぁかな」
「んふふ・・・じゃあこれでしょ、潤に俺」
「それだな、やっぱり。代表的な相性の良さ」
