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二人のキセキの物語 MN

第74章 スーパースターの二人2 翔



握った手をそっと引き寄せて 
少しずつ顔を近づけて行く

近づくにつれて 煌めきを増す瞳の眩しさに
またもビビリとヘタレが顔を出しそうになるけど

少しだけ視線を下げると そこには薄く開いた唇


「翔ちゃん・・・」

その形の良い唇が 俺の名前をかたどった時
ビビリとヘタレは再度ノックアウト


「俺も 好きだよ」


俺はゆっくりと瞼を閉じた





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