二人のキセキの物語 MN
第9章 出逢いの二人9 潤くん
9-2
その日から
俺とニノの距離はぐんと近くなった
毎晩とは言わないまでも、
俺は事あるごとにニノにLINEをしたし
ニノからの返事もそれまでとは全然違う熱量のものになった
頭の回転が速いって事なんだろう
打てば 瞬時に響くような返答も
意外にもぴったり合った笑いのツボも
楽しくて
楽しくて
放っておけば何時間でもやり取り出来そうだ
それは 付き合いたてのカップルにも似た
甘やかな時間で・・・
俺はちょっと浮かれ過ぎたのかも知れない