二人のキセキの物語 MN
第20章 親友の二人4 ニノ
朝帰り?
あ、昨日のLINEに気づかなかったから?
「ううん、あれから真っ直ぐ帰ったよ。ただ、スマホは充電器に置きっぱで
俺ゲームしてたから全然気づかなくて・・・ごめん」
「・・・・・・」
「あの・・・怒ってる?ホントごめん・・・」
「・・・良いけど・・・」
大きなため息とともに言われた言葉は
とても「良い」とは聞こえない響き
こうなると 俺の方も
“ 何でこんなに不機嫌な声出されなくちゃいけないんだろ
LINEに気づかない事なんて フツーにあるじゃん ”って気になる