二人のキセキの物語 MN
第35章 クリスマスの二人7 潤くん
「雪・・・大丈夫?」
「あ・・・悪いけど車今日ここに停めさせてくんないかな。ちょっと危ない気がする」
「いいけど 潤くんどうするつもり?」
「とりあえず雅紀に連絡取ってみて ダメならタクシー予約する。暫くは無理だろうけど
どっかで時間つぶしてるうちに順番来るだろうから」
「どっかで・・って。さっき 話あるって言ったよね、まーくん来てくれるまでウチで待てば?」
「あ・・・・・・」
確かに言った
話があるから、って
だけど、この車中の雰囲気を振り返ると
さっきのニノの言葉は俺の空耳だった可能性が大で
その場合 迂闊な事を言うと
またまた微妙な空気になりそうで・・・・・・